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第22回湯川記念講演会

日時:  2006年9月30日(土) 13:00 ー 17:00
場所:  大阪大学中之島センター10階 佐治敬三メモリアルホール

主催: 大阪大学湯川記念室
共催: 日本物理学会大阪支部
協賛: 日本物理教育学会近畿支部

高校生、一般の方を対象に、最前線の物理を紹介します。

1. 加速器で探る素粒子・宇宙・物質・生命
J-PARC センター長 永宮 正治

20世紀の物理学は、加速器の進展と共に大きく飛躍した。次々と新しい素粒子が加速器を用いて発見され、現代の素粒子像が確立していった。一方、20世紀に入って、加速器は、素粒子のみならず宇宙の研究、そして、磁気素子・高分子物質・タンパク質といった物質や生命の研究に駆使され始めた。このような、未来の科学を開く新しい加速器にスポットを当て、その科学の目指す目標や日本における加速器施設を述べたい。

2. 物理学の目で世界を眺める
大阪大学サイバーメディアセンター教授 菊池 誠

「物質を記述する究極の理論」を求めるのも物理学ですが、物理学の考え方を世の中のさまざま な現象に当てはめてみるのもまた物理学の進め方のひとつです。たとえば、高速道路上での交通 渋滞の発生は、物理学の目では水が氷に変化する”相転移現象”に似たものと捉えられます。この 講演では、普通ならあまり物理学の対象とは思えないものを物理学の目で見るとどうなるか、お 話します。物理学の意外な広がりを感じていただければ幸いです。


Updated 23 July 2006

13:00 – 14:30
加速器で探る素粒子・宇宙・物質・生命 永宮 正治 J-PARC センター長
15:00 – 16:30
物理学の目で世界を眺める 菊池 誠 大阪大学サイバーメディアセンター教授

 

加速器で探る素粒子・宇宙・物質・生命 (永宮 正治)

20世紀の物理学は、加速器の進展と共に大きく飛躍した。次々と新しい素粒子が加速器を用いて発見され、 現代の素粒子像が確立していった。一方、20世紀に入って、加速器は、素粒子のみならず宇宙の研究、そして、磁気素子・高分子物質・タンパク質といった物質や生命の研究に駆使され始めた。このような、未来の科学を開く新しい加速器にスポットを当て、その科学の目指す目標や日本における加速器施設を述べたい。
J-PARC:茨城県東海村に建設中の大強度陽子加速器施設

素粒子・宇宙・物質・生命を探る J-PARC 加速器

物理学の目で世界を眺める (菊池 誠)

「物質を記述する究極の理論」を求めるのも物理学ですが、物理学の考え方を世の中のさまざま な現象に当てはめてみるのもまた物理学の進め方のひとつです。たとえば、高速道路上での交通 渋滞の発生は、物理学の目では水が氷に変化する”相転移現象”に似たものと捉えられます。この 講演では、普通ならあまり物理学の対象とは思えないものを物理学の目で見るとどうなるかを お話します。物理学の意外な広がりを感じていただければ幸いです。

交通渋滞も物理学で考えてみよう


会場  ◇大阪大学中之島センター10階 佐治敬三メモリアルホール
対象  ◇高校生以上の学生及び一般の方々
受講料 ◇無料
定員  ◇先着190名

申込方法
郵便、E-mailまたはFAXで、氏名、住所、電話番号、年齢、性別、職業を ご連絡下さい。電話によるお申し込みは不可とさせていただきます。定員に余裕のあ る場合は、当日会場でも受け付けます。

E-mail: yukawa1@het.phys.sci.osaka-u.ac.jp、件名は「2006.9.30参加申込」でお願いします。
FAX: 06-6850-5379
〒560-0043 豊中市待兼山町1-1
大阪大学大学院理学研究科内  湯川記念講演会係
電話: 06-6850-5727 (月~金 10:00~13:00, 14:30~17:00)

大阪大学中之島センター(大阪市北区中之島4-3-53 506-6444-2100)は、 大阪市立科学館の北側に位置し、中之島通に面しています。 駐車場はありません。場所についての詳細は、 中之島センターのホームページ をご覧下さい。

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