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第8回数物学会大阪支部常会 講演原稿Draft: Talk at the 8th Meeting of Phys.-Math. Society of Japan, Osaka Branch

OU1936-B6 (30ページ) 日付:なし

これは1936年7月4日(土)開催の第8回日本数学物理学会大阪支部常会での講演「薄い層による中性子の遅緩」のための原稿であるが、その後に執筆する論文のための考察、計算のまとめの形をとっている。この原稿をもとに史料OU1936-B4の論文第1草稿、そして史料OU1936-B1の論文にまとまっていく。詳細な計算式も記されている。途中(12ページから16ページあたり)考察過程でのいろいろな模式図が描かれ、湯川がいかに論理を組み立てていったかわかる。15ページ、18ページの図は論文第1草稿(史料OU1936-B4)の図1(Fig. 1)のもとになっている。OU1936-B6 -> OU1936-B4 -> OU1936-B1の順序で比較してみると面白い。(文:細谷 裕)

史料提供:京都大学 基礎物理学研究所 湯川記念館史料室 (E22-061)
OU1936-B6-E22-061
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