第26回湯川記念講演会
日時: 2010年10月10日(日) 13:00 ー 17:00
場所: 大阪大学中之島センター10階 佐治敬三メモリアルホール
主催: 大阪大学総合学術博物館湯川記念室
共催: 日本物理学会大阪支部
後援: 日本物理教育学会近畿支部
高校生、一般の方を対象に、最前線の物理を紹介します。
1.フェルミ・ガンマ線宇宙望遠鏡で観る高エネルギー宇宙像
広島大学宇宙科学センター教授 大杉 節
広島大学も開発に大きく貢献した画期的な高性能を誇るフェルミ・ガンマ線宇宙望遠鏡をNASAが打ち上げに成功し、ブラックホールや中性子星が活躍する極限高エネルギー宇宙像が明らかになって来ました。ガンマ線全天分布図において明るさがガンマ線の強さを表しています。中心の明るい帯は我々の銀河である天の川銀河面です。フェルミ衛星の観測した宇宙像について紹介します。
2.脳情報による新しいヒューマンインタフェース技術
富山県立大学工学部准教授 唐山英明
近年、手足を動かすまでもなく、考えるだけで機械を動かす技術が世界中で研究されています。「ブレインマシンインタフェース」と呼ばれるこの技術は、この10年間で大きな発展を遂げてきました。本講演では、脳波や近赤外光などを用いた脳機能計測の方法、脳情報を解読する方法を概観した後、ブレインマシンインタフェースが現状どこまで実現し、今後どのように進展していくのかについてお伝えします。
Updated 3 September 2010
プログラム
13:00 – 14:30 | ||
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フェルミ・ガンマ線宇宙望遠鏡で観る 高エネルギー宇宙像 |
大杉 節 | 広島大学宇宙科学センター教授 |
15:00 – 16:30 | ||
脳情報による 新しいヒューマンインタフェース技術 |
唐山英明 | 富山県立大学工学部准教授 |
フェルミ・ガンマ線宇宙望遠鏡で観る高エネルギー宇宙像 (大杉 節)
広島大学も開発に大きく貢献した画期的な高性能を誇るフェルミ・ガンマ線宇宙望遠鏡をNASAが打ち上げに成功し、ブラックホールや中性子星が活躍する極限高エネルギー宇宙像が明らかになって来ました。ガンマ線全天分布図において明るさがガンマ線の強さを表しています。中心の明るい帯は我々の銀河である天の川銀河面です。フェルミ衛星の観測した宇宙像について紹介します。
ガンマ線全天図
広島大学開発のセンサー
フェルミ衛星
脳情報による新しいヒューマンインタフェース技術 (唐山英明)
近年、手足を動かすまでもなく、考えるだけで機械を動かす技術が世界中で研究されています。「ブレインマシンインタフェース」と呼ばれるこの技術は、この10年間で大きな発展を遂げてきました。本講演では、脳波や近赤外光などを用いた脳機能計測の方法、脳情報を解読する方法を概観した後、ブレインマシンインタフェースが現状どこまで実現し、今後どのように進展していくのかについてお伝えします。
脳波でバーチャル空間を移動する実験の様子
会場 ◇大阪大学中之島センター10階 佐治敬三メモリアルホール
対象 ◇高校生以上の学生及び一般の方々
受講料 ◇無料
定員 ◇先着190名 — 定員に達しましたので受付を終了いたします
申込方法
郵送、E-mailまたはFAXで、氏名、ふりがな、 郵便番号、住所、年齢、性別、職業を10/8(金)17時 までにご連絡下さい。 (ご連絡いただいた個人情報は、他に利用するものではありません。) 電話によるお申し込みは不可とさせていただきます。 定員に余裕のある場合は、当日会場でも受け付けます。
e-mail : yukawa5 に @het.phys.sci.osaka-u.ac.jp をつける。
件名は「2010.10.10参加申込」でお願いします。
FAX: 06-6850-5341
〒560-0043 豊中市待兼山町1-1
大阪大学大学院理学研究科内 湯川記念講演会係
電話: 06-6850-5341 (月~金 10:00~17:00)
大阪大学中之島センター(大阪市北区中之島4-3-53 電話 06-6444-2100)は、 大阪市立科学館の北側に位置し、中之島通に面しています。 駐車場はありません。場所についての詳細は、 中之島センターのホームページ をご覧下さい。
●京阪中之島線 中之島駅(6番出口)より徒歩約5分、渡辺橋駅(1番出口)より徒歩約5分 ●JR東西線 新福島駅(2番出口)より徒歩約9分 ●JR大阪環状線 福島駅より徒歩約12分 ●阪神本線 福島駅より徒歩約9分 ●地下鉄四つ橋線 肥後橋駅(3番出口)より徒歩約10分