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第20回湯川記念講演会

日時:2004年10月30日(土) 13:00 ー 17:00
場所:大阪大学中之島センター10階 佐治敬三メモリアルホール
対象: 高校生以上の学生及び一般の方々

トピックス:
1. 放射光X線で見るナノサイエンス ―原子・分子、タンパク、そして古代鏡―
    壽榮松(すえまつ) 宏仁(ひろよし) 教授
    高輝度光科学研究センター(SPring-8)
2. 極微な力で拓くナノの世界 ―原子を触って、動かして、組み立てる―
    森田 清三 教授
    大阪大学大学院工学研究科


第20回湯川記念講演会のお知らせ

1.放射光X線で見るナノサイエンス ―原子・分子、タンパク、そして古代鏡―

(財)高輝度光科学研究センター(SPring-8)利用研究促進部門部門長
壽榮松(すえまつ) 宏仁(ひろよし) 教授

 X線が発見されて100年余、今、巨大な加速器で作られる放射光X線によって、 全く新しい極微の世界が見えてきた。ナノテクノロジーを支える物質の原子・分子の構造と その働きの研究、生命科学を担うタンパクの研究、さらに古代青銅鏡のなぞの解明など、 世界最大の放射光施設スプリング8で展開されている最先端の科学―ナノサイエンス―を紹介したい。
(13:00~14:30)          

2. 極微な力で拓くナノの世界 ―原子を触って、動かして、組み立てる―

大阪大学大学院工学研究科
森田 清三 教授

加速度的に進歩しているミクロ化は、2010年から2020年頃にミクロ化の極限すなわち原子・分子レベルに 到達する。この頃、ミクロな物作りは、大きな材料から小さな部品を削りだす微細加工から、 個々の原子や分子を積み木のように組み立てる微細組立に移行する。この微細組立の基盤が、個々の 原子や分子を見て、測って、制御して、操作する原子分子技術である。ここでは、 極微な力により、個々の原子や分子をナノ力学的に触って、動かして、組み立てる原子分子技術と、 極微な力が拓くナノの世界を紹介する。
 (15:00~16:30)


2004年(平成16年)10月30日(土)13:00~17:00

会場◇大阪大学中之島センター10階 佐治敬三メモリアルホール
対象◇高校生以上の学生及び一般の方々 受講料◇無料 定員◇先着190名

申込方法
◇e-mail(電子メール)か往復ハガキで、住所、電話番号、年齢、性別、職業をご記入の上、 下記宛お申し 込み下さい。電話によるお申し込みは不可とさせていただきます。定員に余裕のある場合は、当日会場でも受付ます。

主催◇大阪大学湯川記念室
共催◇日本物理学会大阪支部協賛◇日本物理教育学会近畿支部

お問い合わせ及びお申し込み先

e-mail:  yukawa1@het.phys.sci.osaka-u.ac.jp

〒560-0043 豊中市待兼山町1-1
大阪大学大学院理学研究科基礎物理学講座  湯川記念講演会係

電話: 06-6850-5727 (月~金 10:00~13:00, 14:30~17:00)
 

大阪大学中之島センター(大阪市北区中之島4-3-53 506-6444-2100)は、大阪市立科学館の北側に位置し、中之島通に面しています。駐車場はありません。場所についての詳細は、中之島センターのホームページをご覧下さい。

http://www.onc.osaka-u.ac.jp/

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