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数物講演:素粒子の相互作用についてLecture: On the Interactions of Elementary Particles

OU1934-A4 (12ページ) 日付: 1934年11月17日

数学物理学会での講演の原稿。前半はOU1934-A3、10月27日に書いた講演原稿とほぼ同じである。

冒頭、欄外に「先刻の竹内さんのお話の如く、陽子は素粒子ではないかもしれないが、今はその問題は考えず、兎に角、陽子、中性子の相互作用はどのように記述されるか考えてみる」と記している。力の到達距離が10^(-13) cm 程度、結合定数は電荷 e の何倍か程度して考察を始める。最後、フェルミ(Fermi)の相互作用の大きさと比べて桁が合わないのに言及し、この点に関しては「詳しい計算を未だやって居ませんから、、、」と締めくっているのもおもしろい。(文: 細谷 裕)

史料提供:京都大学 基礎物理学研究所 湯川記念館史料室 (s02-030-012)
OU1934-A4-s02-030-012
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