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大阪帝国大学に提出された博士学位論文 1938Ph.D Thesis Submitted to Osaka Imperial University 1938
OU1938-Y1 (12ページ) 日付:1938年4月5日
1938年、湯川は大阪帝国大学に学位(理学博士)を提出した。主論文と参考論文9編、計10編よりなる。
1938年(昭和13年)4月5日、大阪帝国大学第584号の学位が湯川に授与された。主論文は湯川の最初の論文「On the Interaction of Elementary Particles. I」(史料OU1934-A5, OU1934-B10)である。参考論文は、その後1935年から1937年に書いた9編の論文である。詳細は2ページ目のリストを参照されたい。参考論文9では、当時ネダマイヤー(S. Neddermeyer)とアンダーソン(Carl Anderson)によって宇宙線観測で発見された新粒子(ミュー粒子)の解釈を議論している。
史料提供:大阪大学 大学院理学研究科・理学部 湯川記念室
OU1938-Y1