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総合報告「遅い中性子の理論(II)」Review: Theory of Slow Neutrons (II)

OU1937-C7 (32ページ) 日付:1937年

日本数学物理学会誌に投稿された総合報告「遅い中性子の理論 (II)」の原稿である。総合報告「遅い中性子の理論 (I)」の続編で、「第5節:束縛された水素原子と中性子の衝突」および「第6節:水素化合物中に於る中性子の遅緩」よりなる。遅い中性子とはエネルギーの低い中性子のことである。(この報告ではエネルギーは「勢力」と呼ばれている。)物質中を通過する中性子がいかにエネルギーを失っていくか、様々な角度から分かり良くレビューする。最後のページには「遅い中性子の理論 (I)」の誤植訂正表を載せている。(文: 細谷 裕)

史料提供:京都大学 基礎物理学研究所 湯川記念館史料室 (E30-010)
OU1937-C7-E30-010
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