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アイディアと計算 – 中性子の共鳴散乱Notes on Resonance Scattering of Neutrons
OU1935-A1 (9ページ) 日付: 1935年4月16日
中性子が原子核と衝突し散乱される場合を考察している。その際現れる共鳴散乱のエネルギー準位を量子力学のシュレーディンガー方程式を解くことにより決めようとする。中性子の原子核のまわりのポテンシャルを井戸型ポテンシャルと近似して方程式を解く。現在では、大学の物理学科の学生が量子力学の授業で学ぶ問題である。球面波展開して散乱振幅を求める。その手法が教科書の解説のごとく書かれているのも面白い。最後の2ページでは光子(電磁波)が放出される確率も求めようとしている。(文: 細谷 裕)
史料提供:京都大学 基礎物理学研究所 湯川記念館史料室 (s04-04-003)
OU1935-A1-s04-04-003