第1回(10/18)の実践講義
がん治療に使われる放射線
北川敦志(放射線医学総合研究所)
 原子力災害などで健康に悪影響を与える恐れがある放射線は、同時に、がん細胞に対して用いると病気を治療するツールでもあります。本実践講義では、放射線の種類の違いに応じてそれらの性質の違いが治療結果にどのような効果をもたらすのか、物理学的、生物学的に説明するとともに、日本が世界をリードする重粒子線がん治療の最新の研究について紹介します。あわせて、基礎的な物理学の成果が何十年もかかって医学の応用に結実する過程もご紹介したいと思います。
重粒子線がん治療の最前線


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