第4回(11/5)の実践講義
「物質と生命のはざま」
今井正幸(お茶の水女子大学)
物質と生命のはざま
 生命はどのようにしてこの地球上で誕生したのか?今から43億年前、地球が出来た頃、地球は溶けてどろどろの状態の鉱物・岩石とそれを取り囲む原始的な大気により構成されていました。それから時間が経ち地上は冷え、岩石から放出された大気中の水蒸気は雨となって地表へと降り注ぎ、また大気中では二酸化炭素・窒素・メタン等が次々と反応をおこし様々な有機化合物を合成しました。これらの有機物質群は、分子同士が次第に自己組織化し、化学反応系と一体化したシステムを構築し、次第に生命へと進化していったと考えられています。この様な分子集合体が、生物らしさを身につけていったプロセスを物理を通して追ってみましょう。
生きてる?


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