
参加者の声
SAP2024
講義に関する感想(一部抜粋)
ウロボロスの蛇を初めて見ましたが、これを通して、もの同士は密接に結びついていることを知りました。階層構造は、物事のスケールの違いが数字として可視化されることで、私たちの大きさと比較して宇宙の広大さや核や細胞の小ささを改めて感じて、身近ながら未知な部分がたくさんあると思ったので、自然世界の広がりに対しての学びに対する意欲が湧きました。
「鉛筆とテープで最先端の科学ができる」というのはすごいと思いました。普段使っている鉛筆やテープで、まさか新しい素材が発見されるなんて驚きです。グラフェンが発見されたことで、電子機器がもっと小さくなったり、性能が上がったりする可能性があると聞いて、未来の技術がどんどん進化していく感じがワクワクしました。科学は意外と身近なもので新しい発見ができることを知り、自分も何か見つけてみたいと思いました。
今まで普通と思ってきた太陽系の種類や形大きさにはすべて意味があるということを知った。まず標準モデルより、スノーラインよりも太陽に近い惑星は岩石ダストといい、地球型惑星であり太陽に遠い惑星を氷ダストといい、木星型惑星や、天王星型惑星ということなどよく考えたら仕組みを知らなかったことを知れてほんとに良かったです。1番感動したのは、隕石と太陽大気の組成がかなり同じだったということです。ほんとに宇宙と微小な世界は繋がっているのだと感じました。
光は粒子でもあり、波でもあるという話は聞いたことがあったけれども、私のイメージとして、量子よりも光の方が複雑で、よくわからないと思っていたので、今回の光から量子力学への授業は、光というものは一体何なのかと考え直し、量子について理解を深めるとても興味深い授業だった。将来的に量子コンピュータが1人一台持てるくらいに簡素化されていればいいなあと夢想した。
素粒子実験のための実験装置やデジタル回路なども全てみなさんで作られているということに驚きました。そのように自分たちで作った実験装置で実験を行い、成功すると達成感などが感じられると思いました。また、素粒子実験において、問題解決能力やコミュニケーションスキル、失敗から学び改善する力、海外の研究機関と協力するための国際力、トランスファラブルスキルなど、どれにおいても社会などでも必要な力が求められるということを学ぶことができました。
施設見学に関する感想(一部抜粋)
私はこの工学研究科機械工学専攻の体験を通して、私自身が元々持っていた機械工学への関心が少し広がったと思います。例としては、熱エネルギーの伝わり方について、マイクロ・ナノからデザインするという点です。この研究を進めていくことによって、SDGsに必要とされている省エネルギー化が進むということが分かり、今後の社会に大きな影響を及ぼさないようだと思いました。
核物理とは、ウランや放射線ばかりの話だと思っていたが予想とは大きく違っていた。大きい機械の中で小さなものが素早く動いていて、その動き方によっていろいろな計測をするという、想像もできないことが起こっていて驚いた。また、磁力が関わっている大きな部屋もあり、どのように実験しているのかが気になった。物理をきちんと学んでから、もう一度見学に来たいと思った。
この体験は今までにはなかった世界を手に入れることが出来ました。この体験で1番衝撃的だったのは、レーザーを使って、密度を劇的に上げて、さらに、温度も上げることが出来る機械があり、それで研究を行っているということです。そもそも、レーザーで圧縮できることを知らなかったし、この研究が世界的に進められており、成功すればこれからの未来に良い影響をもたらすということも知り、とても関心が高まりました。将来、僕がこの研究に携わらないとしても、研究内容と、結果を知りたいと思った数少ない体験でした。
体験・実習に関する感想(一部抜粋)
大学生の方の研究について、わかりやすく解説していただきました。電磁誘導のフロアでは、自分の勉強不足の影響で、当初、わからないことが多々ありましたが、大学生の方のわかりやすい解説で、授業で習うような基礎的な内容に加えて、発展的な内容も学ぶことができました。また、力学や音などを扱ったフロアでは角運動量保存の法則を体験できたりと、様々な貴重な経験をすることができた。
講義を受けるまでは色はただ目に見えるものとしか認識していなかったのが、講義を受けて色は波長によって決まり、また見えない光もあるということを知って驚いた。自分で簡単に作れるものでその原理について身をもって学ぶことができてとても楽しかった。自分で工夫したら、原理を使って実験できるということを知り、条件を変えて仮説を立てて考えることも楽しそうだと思った。
授業で扱ったこともある放射線ですが、自分の目でその軌道を見ることが出来る日が来るとは思いもしませんでした。身近に放射線を出す物質がたくさんあることは知っていましたが、実際に見てみるとこんな風に出ているのか、と驚きました。今回観察したのはα線だけですが、他の放射線や普段人間の目では見ることが出来ないものを見てみたいと思いました。また、機会があれば自分で霧箱を作ってみようと思います。