第2回(10/25)の実践講義
「物理と化学を駆使して活断層の動きを探る」
廣野哲朗(大阪大学理学研究科)
 地震は地殻の岩石がプレート運動の力を受けて破壊する現象ですが、その発生過程は非常に複雑です。初めにミクロンスケールの亀裂から始まり,それが数100 km以上に渡る既存の亀裂(断層)へと拡大,伝播し,さらには歪みのエネルギーが地震波や摩擦熱,地殻変動という形で放出されます。このような地震現象を理解するためには,物理と化学の知識が不可欠です.また,関西には,地震を引き起こす活断層は数多く存在しています.その分布と地震発生リスクについても解説していきます。
物理と化学の知識で断層を探る


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