第5回(11/10)の基幹講義
「宇宙の世界への旅立ち」
芝井広(大阪大学理学研究科)
第二の地球と生命を探す
 この広い宇宙の中で、地球は一つしかないのだろうか。地球以外の星に生き物はいないのだろうか。このような根本的な問いかけは、誰しもが抱いたことがあるものですし、実際、SF小説や映画で多くの名作が私たちの心を動かしてきました。しかし、これまでは哲学的な思索の対象でしかなかったこの問いに対して、科学的なアプローチができるようになりつつあります。最新の高度な科学技術の進歩の恩恵を受けて、専門の研究者たちはすでに、数多くの地球と同類の星を見つけています。太陽系には惑星が8個ありますが、ずっと遠くにも惑星を持つ恒星があり、すでに2000個程度の惑星が発見されました。さらに、それらの惑星の性質を調べたり、生命の存在可能性、知的生命体発見の可能性について検討することができるようになってきました。このテーマに向けた研究の最先端と、これからの展望を紹介します。
太陽系外の惑星


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