第3回(10/27)の実践講義
「東日本大震災で起こった巨大津波の原因を探る」
廣野哲朗(大阪大学理学研究科)
 2011年東日本大震災では、日本海溝の近くにある断層が50-80メートルもズレました。これほどまでに大きなズレは、なぜ起こったのでしょうか。この原因を解くカギは「水」の存在です。地震のときの摩擦によって、岩石の中の水が温められ、水圧が上昇、断層が滑りやすくなるという「サーマルプレッシャライゼーション」という現象が起きたのかもしれません。本講義では、地震という現象を物理と化学という視点で「水と摩擦」に着目しながら解説していきます。


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