1年 女子

物理は私にとって苦手教科の一つでした。今回SAPが開催されることを聞いたとき、正直に言うと、あまり乗り気ではありませんでした。しかし、先生のお話を聞いて少し興味がわいてきたこと、友達からの誘いもあって、SAPに参加することに決めました。最初は不安でいっぱいでした。自分のように物理の知識が無い者が簡単に参加してもいいのだろうかと思っていましたが、先輩方の作文を読んで、楽しみになってきました。

 初日の10月18日。まずは会場に入るまでが大変でした。大阪大学豊中キャンパスは高校生にとって本当に新鮮で、大学生に憧れを感じました。しかし、とにかく広かったです。会場に辿り着くまでに時間がかかりました。

 講義は毎回三部構成になっているので、さまざまな種類のとても興味深い話を毎週聞くことができました。私が得に面白かったのは「最先端医療診断:PET、MRI」とコーヒーブレイクのときに行った実験でした。

 最先端医療の講義は、よくテレビでも耳にするPET、MRIについてでした。医学の道に進むという考えは私の中に無かったのですが、最近の医療について学ぶことができ、新たな興味がわきました。また、コーヒーブレイクのとき、実際に自分たちで実験道具を作って観察をしたことも印象的です。本当に貴重な経験ができたと思います。

 講義全体を通して、参加者の物理に対する意識の高さに驚きました。講義の際、専門用語が出てきたり、難しい式が出たりと苦労も多かったです。また、質問をする生徒は細かいにところまで目をつけていて、そこから学ぶこともありました。講師の先生方も、高校生に分かるように説明して下さり、毎回の講義が楽しみになることは間違い無しです。さらに、コーヒーブレイクで他校の生徒と仲良くなれるチャンスもあります。お菓子を食べながら、さまざまな話ができました。

 たった6回で物理のことを全て知るのは、到底できませんでしたが、分かったことがあります。それは、私たち人間の周りにあるものはどれもが密接に関係しあっているということです。ミクロの世界もマクロの世界も、その両方があるからこそ、今私たちは生きているのだと考えました。私は自然の大きさを痛感しました。今回のSAPで私は物理が少し好きになった気がします。だから来年に行われるであろうSAPにぜひ興味のある方は参加してみて下さい。

 

 

1年 女子

 「大学で物理の講義が受けられる!」こんなにすばらしい機会が他にあるでしょうか?きっと無いと思います。

 私は物理学には以前からとても興味を持っていたので、(決してテストで良い点を取れているというわけではありませんが)先生がS.A.P.を紹介して下さったときに、ぜひ参加してみようと思って申し込み、運よく参加することが出来ました。

 「最先端の物理を高校生に」ということで、そんな難しそうなことが本当に私に理解できるのだろうか、ということが少し心配ではありました。ですが、実際に参加してみると、そんな心配は全くの無駄であったということがすぐにわかりました。なぜならS.A.P.の先生方はパワーポイントを使って、高校生でも理解できるように丁寧な講義をして下さったので、とても解りやすかったからです。

 全6回の講義の内、5回の講義で原子や素粒子などの極微の世界から始まって、宇宙物理などの極大な世界についてまで、あらゆる分野の先生方がそれぞれの専門分野についての興味深い講義をして下さいました。また6回の内の残りの1回は大阪大学の吹田キャンパスに「工学研究所」、「核物理研究センター」、「レーザーエネルギー学研究センター」という3つの施設を見学しに行きました。そこでもただただ施設の見学をするだけではなく、それぞれの施設や実験内容についての興味深いお話をたくさん聞かせていただきました。

 これらの一連の講義を通してミクロの世界とマクロの世界には有機的なつながりがあるということが解ったような気がします。またこれまで以上に物理学に興味が湧いてきました。物理学って奥が深いんだなぁと改めて実感もできました。そして、目に見えないほど小さな粒子を扱う機械が人間よりはるかに大きい事にとても驚きました。

 授業の時間は毎回3時間で、その間にはコーヒーブレイクという休憩時間があります。コーヒーブレイクではそれぞれの日の講義内容に関する実験を、私たち自身が実際に行って、不思議な現象を体験することが出来ます。また普段はお目にかかることが出来ない「液体酸素」や「液体窒素」などの物質を見たり、触ったりも出来てとても貴重な時間を過ごせました。この時間には、お菓子と飲みものも出るので、それを食べたり飲んだりしながら他校の生徒と話をしたりして、仲良くなったりも出来ました。コーヒーブレイクは私にとってS.A.P.の中でも特に楽しい時間でした。

 正直なところ講義は完全に理解するにはとても難しいものだったと思います。高校では扱わない内容の話も出てきますし、高校で扱う内容でも「まだ習っていない」というようなものも話の中には出てきたので当然です。ですが1回で全てを理解しなくても、物理学に興味を持つことが出来たのでよかったと思います。私も今回の講義をすべて理解できたとは思いませんが、ここで得たものは大きいと感じています。普段の学校の授業とは違って、それでテストをされるわけではないので、テストのために必死で覚えて、必死で理解して、頭に詰め込んで・・・といったことは一切ありません。そのため、楽しく、そして気楽に講義を聞くことが出来ます。ですから、物理が苦手な人でも、得意な人でも、みなが一様に楽しむことができる講義だと思います。

 54期生以降の皆さん、物理の勉強の得意不得意に関わらず、是非一度S.A.P.に行ってみてください!きっと楽しめるはずです!

 

 

1年 女子

 私はこのSaturday Afternoon Physics 2008に参加して沢山のコトを学びました。Physicsとは知っての通り「物理」の事です。私は理科という科目(化学・物理・生物)のなかではっきり言うと物理が一番苦手で一番嫌いです。“じゃぁなんでSAPに参加したのか??”という事になるでしょう。私が嫌いで苦手な物理は、力トカ運動トカ 中学で1年生のときに学ぶ分野です。まぁ高校でも1年生で学びますが…。つまり基礎となる部分が‘アカン’訳です。

 いきなり話は変わりますが私は宇宙が好きです。小さい頃から星トカ星雲が大好きでよく空を眺めていました。小さい世界も好きです。分子や電子の世界は宇宙と似ている様なところがあると思いませんか!?私はこんな宇宙とか微の世界は物理とは遠いところにあるんだとばかり思っていました。でも、今回筒井先生のお話をはじめに聞いた時意外にも力や運動でなく、私の好きな世界の事を大きく取り上げていたので、物理にもこんな身近な話、興味のあることが関係あるんだなぁと思ったのです。

 私の周りには物理が好きな子が多くいたので、‘行こう’とすぐに決意した私は友達を誘ってSAPに参加することにしました!!申し込んでみると、私たちのクラスからは12人ほどだしていた様で楽しく参加できました。

 SAPのプログラムは基幹講義と実践講義と休息を兼ねたコーヒーブレイクから成っていました。1時間位の講義でしたが、それぞれ興味深く それは物理にだけとどまるモノではなかったので一瞬の様に感じてしまいました。アレほど嫌だった物理にも情が生まれてきたのか、楽しいなぁと感じる様になりました。まぁ、なかなか力・運動は好きになれませんが。

 活動は阪大の石橋(豊中)と吹田のキャンパスで行いました。豊中キャンパスの方が新しく綺麗な気がしましたが、吹田キャンパスには充実した施設と広大な土地がありました。普通には見ることができないような施設や実験、普通には聞くことのできない高度でしかもわかりやすい濃い内容の講義。是非自分の経験や知識をふやすためにも行ってよかったと思うので皆にも行って欲しいと思います。

 またこのプログラムでは、物理が苦手な子や好きでない子でも分かりやすくそして面白く参加できるように工夫されていました。例えば、コーヒーブレイク。この時間は私たちが休憩する基幹講義と実践講義との間の時間で約45分ありました。ドリンクやお菓子を出してくれ他校との交流にも役立ちました。この時間に会場ではその日の話にあうような実験や説明をいれておりまわりながら参加することができました。この時間の前半は講義をしてもらった部屋で、自分たちで実験をしたり分光器を作ったりしました。自分たちで行ったことは凄く思い出になるとおもいます。

→私たちはこうして同じ地球という1つの星に住んでいる。でもこの星は宇宙からみればただの小さな1部だけでしかない。それでも私たちにとっては大きなモノで必要不可欠なモノなのだからもっと大事にもっと大切に地球と向かい合うべきだと思う。そうでなきゃ、宇宙の分子である地球のせいで他の部分にも傷を広げてしまいかねない。

物理が嫌いだった私をことごとく裏切ってくださって本当に楽しい時間をくださって、阪大の副学長・教授・助教授・准教授そして大学生の皆様、私たちのために足を運んでくださった東大・京大の教授方ありがとうございました。そしてこのプログラムを紹介してくれた筒井先生に感謝!!

 

 

1年 男子

 初めてこのS.A.P.があると聞いた時に、自分は理科が好きなので「これはぜひ行ってみたい!」と思いました。しかし、「理科って言っても、物理って難しいんじゃないかなぁ…」とも思い、迷っていました。

そこで前回参加した先輩たちの感想文を読んだところ、「物理は難しそうっていう人も是非行ってみたほうがいい」等のコメントを多々見かけたので行くことを決意しました。

ということで、それにならって自分も、「物理は難しそう?いやいや、理科に興味があるとか、逆に興味がないとかいう人もぜひぜひ行って楽しんできて欲しい!」と言っておきます。

 さて、S.A.P.は2つの講義とその合間のコーヒーブレイクの3つからなっています。最初は基幹講義といって、少しやさしめの講義。まぁやさしめといっても自分には結構難しかったですけどね(笑)。それが終わると、いろいろな実験などを楽しみながらお菓子や飲み物が食べられるコーヒーブレイク。そして最後に実践講義というちょっと難しめの講義。理解できた分野が少ないのなんのって(苦笑)。といった感じです。週によっておおまかなテーマがあって、基幹講義もコーヒーブレイクも実践講義もそれに沿った形になっています。そのおおまかなテーマ、2008では大きさによって分けられていました。

まずはじめは地球から人間くらいのサイズでの物理。次は細胞、DNAサイズくらいでの物理。そんな感じで、原子での、原子核での、クオークでの…と小さくなっていき最後では宇宙という最も大きいサイズでの物理について講義を受けました。あと、大阪大学の吹田キャンパスに施設を見学しに行くというのが一回挟まれました。

それらのなかで一番印象に残ったのは宇宙というカテゴリーのなかの雷のことについての講義でした。内容が素晴らしかったというよりかは、講義を進める先生が話術に秀でた方であったので笑いが絶えず、内容もすんなり入っていったという感覚でした。

 と、こんな感じで感想を終えさしていただきます。

PSS.A.P.の講義の日に、早めに行くといいことがあるかもしれませんよ…

 

 

1年 女子

SAP(Saturday Afternoon Physics)のことは学校の授業で紹介されるまで聞いたことがありませんでした。先輩の作成したパワーポイントや感想文などに目を通してみるととても楽しそうで参加してみようという気持ちがすぐに湧いたのですが、学校外の活動ということもあって一人で行くのには勇気がなく、参加するかしないかでとても迷っていました。しかし、友達に聞いてみると参加してみたいとのことなので、私は誰かがいるのなら大丈夫だと思い、参加しました。

SAPでは6週間でクオークの世界から宇宙までのすべての分野を取り上げた講義を聞くことがでるので、自分の苦手な分野も、また好きな分野の話も聞くことができました。そのため、自分の好きなところはより興味を持つようになれました。また苦手なところは、講義を聞いていると「こんなおもしろい面もあるんだぁ」と苦手意識をやわらげたり、なくしたりすることができるのがとてもよかったです。私は宇宙や地球の構造にはとても興味があるので、その講義は本当に楽しく聞くことができ、知らなかったこともたくさんあって、新たな知識をもっと掘り下げることもできました。逆に、私は伝導・超電導の分野は苦手なので講義を受けることに少し引け目を感じていたが、パワーポイントのグラフをみたりすることで、苦手意識を少し消すこともできました。

また次週に引き続いて講義が続くこともないので、欠席したら次週の話がわからなくなるのではないかなどと心配せずに気楽に参加できることの魅力の一つでもあるのではないかと思います。

6回に一度は大阪大学吹田キャンパスの研究センターの見学もでき、ずっと座って講義を聞くだけでなく実際にみてみるのもいいなと思いました。初めに見学をした、工学研究科機械工学専攻では、ロボットを作っていることや大阪大学フォーミュラレーシングクラブ(OFRAC)に参加しているという紹介を聞き、普段は全くF1に関心がない私でしたが、「大学生のフォーミュラ」という響きがかっこよく、その場にいた大学生を質問攻めにしてしまいました(笑)。全国大会もいい結果を出しているようでこれからもがんばっていい成績を出してほしいなと思います。 レーザーエネルギー学研究センターの施設はとても大きく、太いパイプのようなものがたくさんならんでいて、研究室でもこんなに大きなものがあるんだと驚きました。(でも施設と施設が遠くにあり、施設一つ一つが大きすぎて最後の方には疲れてしまったというのも事実です・・・)

普段の講義の間のコーヒーブレイクではお菓子を食べたり、飲み物を飲んだり休みながら気軽に実験ができるところがとてもよかったです。また、分光器の作成もなかなかうまくいかず、たいへんでしたが苦労してつくったので達成感がありました。ブレイクがあることで大阪大学の先生方や他校の生徒と話す機会があって本当にうれしかった

どの講義も途中で時間が無くなってしまって最後まで聞けなかったのが残念でしたが、(・・・先ほども書きましたが)次週に延びることでわからなくなってしまったりすることを考えたらそれが一番なのかもしれないですね。

 私は6週間中5回しか参加することができませんでしたが、毎週土曜日なのに面倒くさがらずに参加することができて本当によかったです。おそらく、最終日に終了書を頂けることも毎回休まないで行こうという一つの意気込みになっていたのでしょう(笑)。参加前にはよく意味のわからなかった「ウロボスの蛇」も今回SAPに行って、科学はすべてつながっているんだなぁと改めて実感することができました。(SAPにぴったりなロゴだと思います。)今年参加して本当によかったと持っているので、来年もぜひ参加したいなと思っています。

 

 

1年 女子

私がSAP2008に参加したのは、何も物理が得意だからというわけではありません。むしろ、学校の物理の授業が既に難しく、決して得意科目とはいえませんし、今回の参加も、講義について行けないような気がしてずいぶん迷いました。でも参加は無料だし、何事も経験してみようということで、とりあえず参加してみました。

授業を受けていて思ったのは、先生方は、もちろん、わたしたちにわかるように手加減こそしてくれていますが、それでも私には少し程度の高い授業でした。しかし難しすぎるということはありませんでした。私の頭では、理由がよくわからなかったり、細かい説明が難解だったりはしましたが、大まかな流れはわかったし、新しく学ぶこともたくさんありました。なにより、授業はとても工夫されていました。私ははじめ、先生方が前に字を書きながらお話をして下さるような授業形式を予想していたのですが、実際は、私たちが興味を持てるようなパワーポイントでの授業をしてくださいました。たとえば、花のような身近な大きさのものが見える景色をどんどん拡大していけばどうなるのか、逆に縮小していけば、と、小さいほうは原子や素粒子のレベル、大きいほうは太陽系や銀河系のレベルまで、画像を見せてくださったのが印象的でした。

授業で頭を使ったあとにはコーヒーブレイクがあります。お菓子を食べてジュースを飲みながら、他校の生徒さんとおしゃべりするなど、とても楽しく過ごしました。この時間中に実験をしてくださるときもあるのですが、授業中とは違い、皆感想や意見を言い合って、にぎやかにたのしく交流しながらのものでした。

そして、残念なことに、わたしは部活の発表が近づいていて行けなかったのですが、吹田キャンパスで見学をさせていただける回もありました。最新の設備が見れて、とても貴重なものだと思います。

理科の授業は難しいし、テスト前には必死で詰め込んでいる私ですが、身近な物理の話はそんな私でも興味が持てました。当たり前のように生まれて当たり前のように生きていますが、この宇宙ができる前、そこには何があったのか、宇宙の果ては、その外はどうなっているのか、ものをどんどん細かくしていくとどうなるのか、私たちの身近に、不思議なことはたくさんころがっています。物理を解明することで身の回りのさまざまな不思議は解き明かされるし、物理は、医療などさまざまな形で応用され、身の回りで役に立っています。あなたの興味があるものにも、物理が関わっているかもしれません。

そういう意味で、誰にでも身近に感じられる、計6回、とても面白い講義だと思います。少しでも行ってみようと思ったら、ぜひ参加して損のない講義です。

 

 

1年 女子

初めは、大学の教授の授業を受けて、その後質問して・・・・と、普段の学校の授業を発展したもので、物理の難しいことを授業するだけだと思っていました。しかし、実際はとても楽しく、物理に苦手意識があっても、進んで物理を学びにいってしまうような場でした。そもそも、私がSAPに行こうと思った理由は「物理を学んでいるけれども、ただ問題を解いているのではつまらない。もっと物理の面白さを知りたい。」と思ったからでした。目的であった”物理の面白さを知る”という点では、SAPはとてもよかったです。授業は少し難しくて理解できないところもあったけれど、さまざまな物理を知れ、世界が広がりました。物理と一まとめにしているけど、とても深いのだと思いました。また、物理だけではなく、化学や生物や地学にもつながっていることを知りました。特に授業で印象に残っているのは、最後の『宇宙から見る雷』の授業です。とても面白く授業が進んで、雷なんてあまり興味がなかったのに一気に授業に引き込まれてしまいました。

SAPの一日の中で一番好きな時間は、コーヒーブレイクの時間です。毎週違うプログラムが組まれていて、とても面白かったです。特に一日目のコーヒーブレイクは体で体験するものがたくさんあり、物理を身をもって体験できました。疑問に思ったものも、スタッフの方が丁寧に仕組みを説明してくださって、とても勉強になりました。その時が一番「物理って面白いな・・・。」と思いました。

SAPは毎週違うプログラムで、面白いから飽きることもないし、とてもよい物理に触れられる場でした。6週間は長いと思っていたけど、実際はとても短く、最後の週に名残惜しい気もしました。

これを期に、物理についてより知れたらいいと思います。

 

 

 

1年 男子

 僕はもともとSAPのような自主的に参加するものにはあまり積極的ではありませんでした。しかし、今回は高校にも進学したことだし、気分を一新してこういう場にも飛び込んでみようと思い参加しました。

 内容は身を乗り出して聞けるようなものや、そこまで興味のわかないものまで様々でした。講義の方に関しては大きく見ると、「先生がなさっている研究やその分野を詳しく紹介」型と「研究分野をできるだけかみくだいて紹介」型に分かれました。僕としては後者の方が分かりやすくおもしろいと感じましたが、やはり、せっかく来たんだから難しい話を聞いて帰りたいと思った人もいると思うので、これが万人受けする形態なのかなと思いました。コーヒーブレイクは全くブレイクできないほど楽しいものでした。先に述べた通り、僕はアクティビティーな性格ではないのですけれども、この休み時間ばかりは、そんなものはぶっ飛んではしゃぎ回りました。具体的に何がおもしろかったかと言うと、色々ありますが、回る足場に乗って自転車の車輪を持って、車輪を回して傾けると自分の体が回転しだす、というものに感激してしまいました。残念ながら、なぜだろうというところまでは考える気はなかったのですが、回る瞬間の進行方向に引っ張られる感覚は何ともいえず心地よく、なかなか体が忘れてくれませんでした。真空の管の中の自由落下する羽、にはふわふわしたものに対する感覚を乱されました。先に普通()にふわふわ落ちる羽を見たものですから、真空中をまるで鉛筆みたいに落ちる羽に気持ち悪さを感じました。中に音が鳴るものが入っていたら、やはり音は消えてしまうのかな、とも思い、音に関する実験もあればいいと思いました。他には、細い銅管やアルミ管に磁石を放り込んだらかなりゆっくり落ちてくる、というものや、液体酸素が磁石にくっつくところを見せてもらったりと、バリエーション豊富で時間がいくらあってもたりないくらいでした。

 今回は部活との兼ね合いで参加を2回断念しなければなりませんでした。その2回分が自分に欠けているのはとても残念ですが、4回分は部活を抜けてでも行った価値はあると思っています。何より、考えるよりまず先に物理の不思議な感覚を味わえるのが自分にとって大きな経験であり、物理現象を考えるときの材料となってくれるはずなので良かったと思います。

 

 

1年 女子

 楽しかった。

私は物理が少しも得意ではないけれど、物理に興味はあったので参加した。大学の先生の講義ということで用語も、講義の内容も難しかった。正直全く理解できない講義もあった。「物理を勉強しに行く」という意味では私には難しすてあまり役に立たなかった。でもそんな私にでも毎回必ず1回は「お〜!」と思えることがあった。特に講義と講義の間にある1時間ほどのコーヒーブレイクは「お〜!」が何度もあって好きだった。例えば…

 あなたは木の枝にぶらさがっているサルを銃で撃ちたい。しかしサルは銃声と同時に驚いて手を離して落下します。さてあなたは@ぶらさがっているサルの体をめがけて撃てばいい Aサルの下をめがけて撃てばいい Bいやいや、サルの上をめがけて撃てばいい…という問題。私はサルは銃声と同時に落下していくから、Aサルの下をめがけて撃てばいい、だと思った。で、正解は……@だそうです。理由は、銃の弾自身にも重力はかかっていて落下しながら進んでいくから。つまり、サルの位置に弾が到達した時、弾もサルが落ちたのと同じぶん落下しているそうです。 お〜! しかも、これを簡単な模擬実験で見せてくれるのでとても納得だった。物理っておもしろいなあ、と思えた。

 こんな感じで、毎回私に理解できることは一部分ぐらいだったけど、必ず些細なことでもどこかで「お〜!」と納得できることがあって、SAPを通じて物理に対する興味はとても大きくなったと思う。また、これから物理を勉強して、SAPに行っていたときには理解できなかったことが後からでもわかったりすれば、それも楽しいだろうと思う。

 もう1つ、SAPに参加してよかったと思うことがある。それは、大学というところを肌で感じられたこと。毎回の講義は阪大のキャンパス内であるから、当然、大学の雰囲気を直接肌で感じられた。講義をきいて、大学に入ったらこんなことするんだなー、となんとなくわかった。また、全部で6回のうち1回だけ阪大の吹田キャンパスを説明しながら見学させてもらえたことも貴重な体験だった。大学の授業で習ったことを活かして自分たちで車をつくるサークルとか、ものすごーく大きな装置で原子をぶつけて性質を調べるところとか、たくさん見せてもらった。大学ってすごいなあ、楽しそうだなあ、という感想を もった。高校生になり大学について意識し始めたものの、大学どうしよう? と、漠然と悩むことしかできなかった私にとって、とても参考になった。

 先生は質問すると丁寧に教えてくれるし、サポートの大学生さんも優しくて わかりやすく何度も説明してくれるし。

 私のような物理が得意でない人でも、なにか吸収できることがあった。わた しはSAPに行ってものすごくよかったと思っている。

 

 

1年 女子

私がSAPに参加した理由は『なんとなく』でした。別に物理がとことん好きな訳では無かったし、成績が格別に良いという訳でも無く。私がSAPに参加して一番最初にとりあえず驚いたのは人数の多さでした。とにかく多いです。色んな学校から沢山の高校生が1つの場所に集まる。

そんな機会は滅多に無いと思います。附高生も多かったですが…笑

一日150分の授業は約60分の基幹講義、約40分のCoffee Break、約50分の実践講義に分かれています。講義は全てパワーポイントで分かりやすく教えてくださって、物理初心者の私でも良く分かりました。自分達が参加してみる形の講義もあり、退屈する事がありませんでした。

Coffee Breakの時間にはお菓子をつまみながら実際に物理現象を体験出来たり、見れたりしてとても楽しかったです。中でも3日目の吹田キャンパスの施設見学と5日目の高校生ポスターセッションがとても印象に残っています。

まず、3日目の施設見学。ここでは吹田キャンパスにある研究施設を順々に見学させて頂きました。分かりやすく説明してくださる大学生の方々。見たことも無い施設や設備。そこには私の知らない世界が大きく広がっていました。これはSAP参加者にしか味わえないと思います。

ただ、ちょっと説明が難しいのでここに行く前はある程度調べてから行った方が良いかもしれません。

次に5日目の高校生ポスターセッション。これが本当に同じ高校生なのか、と思います。

発表している人みんなが工夫を凝らした物理の世界を展開していて楽しめました。行ってみたら分かると思いますが、本当にただただ驚きです。おんなじ高校生がここまでやるのか、と。

物理よりも数学寄りの物もありましたが、それでも十分楽しめました。私はこのSAPに参加して本当に良かったと思っています。物理初心者の私でも、十分楽しめた6回の講義でした。授業では触れないような専門的な所に踏み込んでいく事で見える楽しみもあると思います。参加しようかどうか悩んでる方は是非是非参加してみるべきだと思います!

 

 

1年 女子

私は、もともと物理に対して少し苦手意識を持っていたので、興味を持てるようになりたいと思い、SAPに参加しました。

SAPでは、それぞれの分野についての深い講義を聞くことができました。もちろん、専門の先生方のお話なので難しいことも多かったのですが、高校生にも分かるようにと考えてくださっていたので退屈することはありませんでした。そして、2つの講義の間にあるコーヒーブレークでは、こんな機会がなければ絶対に体験できないようなことをしたり、見たりすることができました。物理が難しいとか考えることなく、純粋に楽しめて、仕組みも少しずつ理解することができたので本当によかったです。

 今回SAPに参加したことで、友達も少し増え、物理に対して前向きなイメージを持てるようになり、何よりも楽しく充実した時間を過ごせました。このSAPを企画してくださったり講義してくださった先生方にとても感謝しています。

 

 

1年 男子

土曜日の午後、あなたはどう過ごしていますか。部活動に参加する人、塾へ行く人、家でゆっくりする人…人によって様々でしょうが、午後3時から午後6時は高校生としては時間が作りやすいでしょう。私は土曜日の夜に用事がありますが、思い切って「物理を学ぶ」選択をしました。私がS.A.P.を受講する最大の動機づけになったのは、「最先端の物理を高校生に」というコピーでした。学校の先生が1時間かけて授業で宣伝なさったことも理由の一つです。

私は、決して物理の成績が良いわけではありませんが、S.A.P.の授業に参加する生徒として、最低限の部分の欠如無く、困ったことはありませんでした。S.A.P.の受講に際しては参加意欲が不可欠です。受講回数を重ねても、疲れていても、先生(教授)のお話を新鮮な心と頭で享受する事こそが、S.A.P.を最大限受講する鍵だと私は思います。お話として享受するだけでなく、それを普段の学校生活や諸活動で、ふと、考えるのです。「これはあの『揺らぎ』の仕組みに似ている」であるとか、「今受けている陽光は○○年前に太陽から放出されたものだ」など、S.A.P.の学習事項を自分の世界で変換して活用することにより、大きな学習効果が生まれることでしょう。

S.A.P.の先生方は授業の中で難解な専門用語を羅列されることはありません。むしろ、「高校生に向けて」という事を念頭に各先生方が大学生向きのスライド・資料を、分かりやすいよう再編成なさったり、独自にオリジナルの資料を提示して下さいました。各分野の最先端をゆく先生方が、重要かつ興味のわく内容を噛み砕いて教えて下さるのです。勿論、その分野の書籍を読んで学ぶのとは全く異なる魅力・興味が湧いてきます。活字になるとどうしても難解に見えがちと言われる物理学ですが、多くの高校生を引き付ける物理がS.A.P.にはあると確信します。

大阪大学で開催されるからこそ、得られることも沢山ありました。私の年度では、全国(国際)共同利用施設である、大阪大学吹田キャンパスの核物理センターや、光学の実験施設を見学することができました。時代の最先端を開拓する場所で学ぶことによって、物理学が日常生活と近い距離に息づいていることがよく分かりました。あなたの世界観を広げてくれるのもS.A.P.の一つの効果です。S.A.P.では実体験を大切にされます。平常回では、コーヒーブレイクの時間にあたります。そこでは、飲み物とお菓子が振る舞われます。その周辺で多くの大学生のサポーターの方々が、沢山の実験道具を片手に、授業で触れられた内容を実体験できる場を提供してくださいます。それらは実演ではなく、私たちが手にとって行うことができるものばかりでした。

最後に、S.A.P.で養われた力で特に私が大切にしたいことがあります。それは、「質問する力」(≠聞く力)です。質問することは、恥ずかしいことではなくなりました。むしろ、授業の後に誤った知識を働かせて行為するほうが、よっぽどの恥であると思うようになりました。S.A.P.では、刻一刻とあなたの知らなかった内容の話が展開されます。「えっ、なんで?」「○×って聞いたことがあるけれど、違うの?」そう感じる瞬間を活かすのです。

きっと、あなたの高校生活、(特に授業)が充実します。私は切に参加をお勧めします。

 

 

1年 女子

SAPでは毎回今まで知らなかった最先端の物理の世界を覗くことが出来たと思います。

授業ごとに専門の先生がパワーポイントを使って難しい事を高校生にも分かる言葉遣いで説明して下さいました。その説明を聞いて今まで何となく日常生活を送ってきましたが、その日常生活で使っているものが物理で考えることができたり、もっと広い世界、宇宙の中の自分を考えることが出来たりしたと思います。

私が一番面白かったと思うのは実際に班で実験することです。実験では、ただデーターを出すだけではなく出てきた結果が感動できるものばかりでした。例えば「分光器」では回折格子フィルムを使えば光が虹色に見えたし、しかもその虹色は光の種類によって見え方が異なりました。これは家に持って帰って、SAP終わった後も蛍光灯などの光を見てみたりしています。「キリ箱」ではアルファ線が白いもやのようになって出てきました。改めて実験することの楽しさを知ることの出来た時間でもありました。

コーヒーブレイクでも実験をしました。振り子のような木をつなぎ合わせたものが予測不可能な動きを見せてくれたり、回転した車輪を持って揺らすとなんとも面白い感覚になることをしました。ここで実験したことが学校の授業にでてくることもあり実験を見られたことで分かりやすくて、得した気分にもなれました。他の学校の人とも話すことができ、物理がとても好きで来ている人と話して自分にもいい刺激になったと思います。

一度、吹田キャンパスに行き、大学の様子を見ることが出来ました。大学とかはあまり行ったことがなく未知の世界だったのですが、いろいろなことを研究できる場所なんだなと施設を見ていて思いました。日本有数の核施設とかを見ていると、大学生も日本の技術を支えていてやりがいがあるんだろうなと思い自分もこんなことがしてみたいと思いました。そこでは大学生にお話を聞くこともできました。

SAPが終わった今でも青いファイルを何回も見ていて新たに分かることもあるし、これから物理を習っていくと、なるほどと思えることもあると思います。物理に興味を持つ、貴重な経験をしたのでこれからも今回学んだことを忘れずに、生かして、物理を学んでいきたいなと思います。またこのような機会があれば参加したいなと思っています。

 

 

1年 女子

S.A.P.では分子や宇宙、雷などいろんな話を伺うことができました。講師の方はわかりやすく丁寧に話してくださいました。私が参加させていただいた年は日本人の方がノーベル物理学賞を受賞されたので、そのことについても教えてくださいました。私は物理が得意ではなく難しくて理解できなかったこともありましたが、自分の知らない世界に触れることができ楽しかったです。

1回に講義は2つあり、その間に「コーヒーブレイク」という休憩時間がありました。そこではさまざまな実験を体験することができました。講義を聞くことも為になりますが、やはり実験を自分でやることがS.A.P.で一番楽しかった気がします。

またS.A.P.にはいろんな学校の生徒が参加しています。ほかの学校の人が熱心に勉強している姿を見ることはいい刺激になりました。講師の方に直接質問できる時間も設けられていて、物理に興味がある人にはとてもいいものだと感じました。物理があまり得意でない人ももちろん楽しめるし、普段あまり行くことがない大学の校内を見られるということだけでも有意義だと思います。

 

 

1年 男子

毎回は出席できませんでしたが、あまり勉強することのないような分野まで学ぶことができてとても良い経験になったと思います。

実験も数多くあり、どうしてそのようになるのかの説明もして頂けるので実験をすることが土曜日の一つの楽しみともなっていました。

高校一年生には少し難しい内容も多かったけれども随分と噛み砕いて教えてくださる上に、分からない部分も質問ができ、プリントも配布されるので、完璧に分からないということはまずありませんでした。

阪大の豊中キャンパスや吹田キャンパスを見学することができるということも含め、将来の自分についても考え直すことのできる勉強会でした。

ただ、運動部は試合があったり、土曜日に練習があったりする時期なのでその理由で途中で休む人が多かったことが気になりました。

 

 

1年 女子

この講義のことを先生が紹介されたとき、まあ行ってみようかという軽い気持ちでした。なぜなら私は物理がそれほど好きではなかったからです。「物理=力、運動、計算()」のイメージが強く硬い感じがして、少し避けがちでした。しかし今回、この阪大の「最先端の物理を高校生に Saturday Afternoon Physics」に参加して「物理」は私達の生活にとても身近にあり、それでいて神秘的な部分もあるということ知りました。講義の内容は、原子や今回ノーベル賞で話題になったクオークなどの小さな世界から、宇宙などの想像もつかない大きな世界についてでした。私の物理へのイメージはがらりと変わりました。講義一回目にして、物理ワールドに引き込まれました。講義のレベルは高いです!!しかし、難しい内容でも、パワーポイントを使って先生ができるだけ分かりやすく説明して下さるので本当に楽しめました。前で実験をして下さることもありました。話術に長けていらっしゃる先生も多くて、皆を笑わせて盛り上げて下さいました。また、自分たちで「分光器」というものを作って様々な光を見たり、キリ箱を作って、放射線を見たりしました。そして、講義と講義の間にはコーヒーブレイクというものがあって、頭を使った後の空腹を満たすことができます。またこの時間には、様々な物理を「体験」できます。例えば「角運動量」という難しそうに思えるものを、自転車の車輪を使って体験することができました。

講義の6回中1回は吹田キャンパスへ見学に行きました。(ここにいく時はスニーカーがお勧めです。とにかく歩きます。)ロボットコンテストに実際出場したロボットや、ボールを蹴っているロボットを見ることができました。また、核物理研究センターの中を分かりやすい説明を受けながら、テレビでしか見たことのないような大きいな原子炉の近くに行くことができました。高校1年生の私達がこんな貴重な経験ができるのもSAPならではの企画だと思います。

今まで「物理」の一部分しか知らず嫌いになりかけていましたがSAPのおかげで視野が広がり身近に起こっている様々な物理現象に興味を持つことができました。SAPに参加できて本当によかったと思います。

 

 

1年 女子

 SAPはとても楽しくて新鮮で、6回があっという間に過ぎました。

 毎回2コマずつある講義はとても分かりやすくて、ミクロの世界から宇宙までの物理をたくさん知ることができました。中でも一番気に入ったのは、最終回の宇宙の話です。ビッグバンや宇宙の膨張、雷など、前からとても興味があった話をおもしろく分かりやすく教えて下さいました。講義で”ビッグバンが起きてからの時間の長さから求めたある時期の宇宙の大きさと、現在からさかのぼって考えたある時期の宇宙の大きさは合っていない。”と聞いたときにはとてもビックリしました。(実は、ビッグバンが起きてから宇宙が急激に膨張したと考えると、大きさが合うようになったそうです。これを聞いてほっとしました。)

 コーヒーブレイク(休み時間)には,色んな実験をすることができました。実験は毎週違っていて、分光器を作って身の回りの光がどのような作りになっているのかを観たり、液体窒素と磁石を使った実験をしたり、自転車のタイヤを使った実験をしたりして、とても楽しかったです。実験をしていると先生がその実験のしくみや、何が原因で起きているのかなどを教えてくださいました。また、講義をして下さった先生方に質問をしに行くこともできました。どんな質問をしても、すぐにとても分かりやすく教えて下さって、どうしてだろう?と思っていたことがすっきりして、物理がもっと好きになりました。ノーベル物理学賞に関する記事を読んで不思議に思ったので、「”対称性の破れ”はどうして6個って分かったんですか。どうして5個とかだったらだめなんですか?」と質問したときには、「クォークは偶数個でしか存在しない。」ということを教えて下さいました。「じゃあどうして8個だったらだめなんですか?」と聞くと、「そう思うでしょう?」と言っていくら偶数でも8個にはならない理由詳しく説明して下さいました。的確な説明で、私でもとてもよく分かりました。

 3回目のSAPは、吹田キャンパスの見学会でした。全国でも有名な施設なども見ることができました。中でもノーベル物理学賞のニュースで聞いたことがあった「加速器」は、ぶつける粒子が飛ぶ管の長さに驚きました。歩いても歩いてもなかなか終点が見えなくて、目に見えないくらいの物のためにこんなに大きい設備がいるんだな、と思いました。また実際にレースで走ったレーシングカーにも乗せていただけました。座ると地面にとても近くて、あんなに速く走ったら・・と考えるとぞっとしました。他にもサッカーをするロボットを見たり、レーザーを使った設備(すごく大きい!)を見せていただけたりして、とても貴重な体験ができ、うれしかったです。

  この6回を通して、今まで知らなかった色んな物理の世界を知ることができて、ますます物理がおもしろくなりました。それだけではなく、他の学校の人たちが講義の最後の質問タイムでレベルの高い質問をしているのを聞いたり、ポスターセッションで難しい実験の結果と考察を発表しているのを聞いたりして、刺激を受けることもできました。とっても充実した6回でした。

 

 

1年 女子

 授業の時に、S.A.P.(Saturday Afternoon physics)のパワーポイントを見せてもらい、S.A.P.を先生に紹介していただきました。もちろん、大学で講義を受けるなんて初めてのことだったので、大学で講義を受けるなんて想像もつかず、難しすぎて私には理解できないんじゃないかと思いました。でも、物理に興味はあったので友達と一緒に行くことにしました。

 第一回目の講義が始まり、私は本当に理解できるのか不安でいっぱいでした。しかし、いざ講義を受けてみると、私たち高校生にも理解ができるようにわかりやすく説明してくれたので、不安はなくなっていました。不安というよりも、いつの間にか楽しんで講義を受けていました。そして、S.A.P.では講義だけではなく講義と講義の間に約一時間程度の“コーヒーブレイク”というS.A.P.に参加している他校の生徒たちとの交流もありました。コーヒーブレイクでは毎回1本のペットボトルとたくさんのお菓子が出されました。コーヒーブレイクでは他校の生徒との交流だけでなく、分光器を自分たちの手で作りさまざまな光を見たり、キリ箱で原子核を見たりなど高校ではなかなか体験できないようなさまざまな実験をしました。

 このS.A.P.で一番印象深かったのは第三回目に行われた、吹田キャンパスの見学です。

 1番最初の施設では、ロボットを見ました。ロボカップで使用されたロボットなどさまざまなロボットを見せていただきました。また、レーシングカーを見たり、実際に乗ることができました。

 次は核物理研究センターに行きました。そこでは、加速器を見ました。加速器はとても大きく、こんなに大きなところで陽子や中性子などの小さなものの運動の様子を調べているんだなと考えてみると、なんかすごいなと思いました。

 最後に、レーザー学のビデオを見たり、広大な施設を見ました。

最初はあんなに不安だったのに、毎週毎週土曜日の午後に行ってるうちにあっという間に六回の講義が終わっていました。私はS.A.P.に参加して、物理に対しての価値観が変わったような気がしました。講義の内容をすべて理解できたわけではありませんが、とても勉強になりました。私は次回のS.A.P.にもまた参加したいと思っています。物理に全く興味がなくてもS.A.P.に参加することで物理に対する考えが変わり、興味がわいてくると思います。